米女子サッカーリーグ(NWSL)のシカゴ・レッドスターズから神奈川県2部の男子チーム「はやぶさイレブン」に期限付き移籍した元日本代表FW永里優季(33)が10日、入団会見を行った。プロとして日本サッカー協会(JFA)に登録された女子選手が第1種(一般・大学)チームに登録されるのは初めて。

黒のトップスとパンツ姿でマスクをつけて登壇した永里は加入を受け入れてくれたクラブへの感謝を述べ「選手として男性の中で自分がどれだけできるかは正直未知数だと感じていますが、これまでの海外での経験やトレーニングを生かしてチームの力になれるようにベストを尽くしていきたい」と意気込んだ。背番号は本人の希望もあり「17」に決定。ユニホームを手にした永里は「黄色は初めてなので新鮮です」と笑顔をみせた。

永里は11年W杯ドイツ大会優勝メンバーで、日本でのプレーは約10年ぶり。クラブによると移籍期間は今年の12月末までだという。 はやぶさイレブンは将来のJリーグ参入を目指し、19年に永里の地元でもある神奈川県厚木市を拠点として設立されたクラブ。永里の実兄で、湘南ベルマーレなどでもプレーしたFW永里源気(34)や、元日本代表FW永井雄一郎(41)らが所属している。また、今年8月には永里の実妹で16年に現役引退した元日本代表の永里亜紗乃(31)も同クラブのフットゴルフチーム「はやぶさイレブン+F」への加入を発表していた。