新生ガンバ大阪が約2年ぶりの5連勝を達成した。FW渡辺千真(34)が2ゴールしてJ1通算100得点を記録するなど、敵地サガン鳥栖戦は2-1で逃げ切った。MF遠藤がJ2磐田に移籍し、迎えた最初の試合で“遠藤ロス”を払拭(ふっしょく)。勝ち点38で4位に浮上し、3位C大阪とは同4差に迫った。この一戦は8月に予定されたが、鳥栖の新型コロナウイルス感染の影響で順延になっていた。
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G大阪のプロ12年目、34歳渡辺が前半だけで2得点し、史上15人目のJ1通算100得点(337試合)に到達した。「娘や家族に2点を取ると言っていた。有言実行となり、素直にうれしい」と喜んだ。2試合連続ゴールとなり、先発では6試合目で今季初得点。スーパーサブの役割が多いのに、19試合6得点は立派な数字だ。 前半21分は左クロスを左足で、同34分は右クロスを右足で決めた。いずれもファーストタッチは違う足でトラップし、正確なシュートに移行した。鳥栖戦はこれで15試合13得点。過去1勝6敗と苦手だった駅スタで3年ぶりの勝利だ。
20年在籍したMF遠藤の移籍が発表され、この日は最初の試合。喪失感がありながら「(遠藤がいなくても)タイトルを取りたい」とMF井手口。宮本監督は「すぐにチーム力が上がることはないが、試合に出た選手が特長を出し、貢献することがクラブの方向性を決める」と試合後、改めてクラブの変革を担う不退転の決意を示した。
9連勝を飾った18年9~11月以来の5連勝は、指揮官の采配も光った。中2、3日の試合が続くため、DF昌子やキム・ヨングォンら先発6人を入れ替えた。磐田から移籍したDF新里は、G大阪でのJ1初出場を先発で飾り「連勝を止めたくないという気持ちだった」とホッとした表情。新人の19歳MF川崎は5試合目で、過去最高のプレーを披露した。
宮本監督は「みんなが絡んで競争が生まれる。これからの連戦も戦っていける」。5連勝中はわずか3失点。目標の複数得点は、4試合連続で継続中だ。新旧メンバーが競い合い、攻守とも進化を遂げ始めた。【横田和幸】



