北海道コンサドーレ札幌ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)の来季続投が17日、明らかになった。

18日鹿島戦(札幌ド)当日は63歳の誕生日。06年の来日後、15度目を数えるバースデーへの喜びを語りながら「63歳も監督であり続けることができれば。来年も札幌で誕生日を迎えることが私自身の願い。ベストを尽くしてクラブのために働きたい」と続投への意欲を示した。クラブ幹部は「すでに来季のチームづくりについてもお互いに話し合っている」と、4年目の指揮を任せる方針で合意。契約上の正式な手続きはこれからだが、タッグは確実だ。

ペトロビッチ監督の“北海道愛”はすっかり深まっている。この日「キャリアを北海道、札幌で終えるくらいの気持ちで仕事をしている。わたしの故郷となった北海道でできるだけ長く仕事できるように」と、「故郷」というワードを出して、いかに北の大地のクラブを気に入っているか表現していた。

3年目で区切りをつけるわけにはいかない。就任した18年にJ1で4位、2年目の昨季はルヴァン杯準優勝と、クラブ初の記録を作り続けてきた。だが今季は現在リーグ14位と苦しいシーズンを過ごしており、巻き返しを期す。来季の飛躍につなげるためにも、今季残りの試合も重要。まずは63歳で迎える初戦で2試合ぶり勝利を目指し、鹿島からクラブ初のシーズン2勝をつかみ取ろうとしている。