名古屋グランパスが後半35分の失点で横浜F・マリノスに敗れ、今季初の連敗を喫した。

0-3で敗れた川崎フロンターレ戦から中2日。関東圏に残って調整したが疲労感は隠せず、立ち上がりから重い動きで横浜のハイプレスとサイドからの攻めに翻弄(ほんろう)され、前半終了間際に先制を許した。

マッシモ・フィッカデンティ監督(52)は「前半は調子が悪かった。特に前線の選手に気持ちを感じられなかった」。後半開始直後の6分にMF阿部、FW前田をベンチに下げたのは「後半にどう気持ちをこめて戦ってくれるかと見ていたが、変わらなかったので」という厳しい采配だった。その中で24分にFWマテウスの同点ゴールが生まれたが、直後に勝ち越された。

過密日程に加え、FWガブリエル・シャビエル、相馬、DF吉田豊ら主力に負傷者が相次ぐ。指揮官は「この日程で疲労を感じながら、またけが人が多い中でもやらざるをえない」。MF米本は「(疲労は)あるけど言い訳はできない。それよりもっと一体感を持って戦うことが大事」と力をこめた。