湘南ベルマーレの長身FW指宿洋史(29)がチームをけん引するゴールゲッターとしての意識を高めた。31日の横浜FCとのホーム戦を控え、29日には平塚市内で非公開調整した。前節25日のサガン鳥栖とのアウェー戦で、8月15日の横浜FC戦以来となる先発出場で今季初ゴールをマークしたばかり。「自分が出れば得点を取る自信があった。(先発で)出ていない期間に良い準備ができたと思っている。チャンスがきたら点を取る自信はある」と自覚を示した。

チームトップの6得点を挙げていたFW石原直樹(36)が左ほお骨骨折による長期離脱を余儀なくされた。守備やポストプレーの能力も高いベテランFWが不在となったが、指宿も196センチという長身を生かしたポストプレーは攻撃面の大きなアクセントになっている。「ナオさん(石原直)のケガがあってもなくても今季あたまから気持ちは変わらず、チャンスがくればやってやろうと思っている」と強調。横浜FCとのアウェー戦では2-4と完敗したこともあり「シーズンで同じ相手に2度も負けたくないです」とリベンジ魂も燃やした。

浮嶋敏監督(53)は石原離脱の危機感を持ちつつも「指宿が代わりに出て得点し、ポストプレーもかなり良い面を出していた。周りがカバーしていくしかないし、悲観はしていない」と期待を寄せていた。