現在2連敗中で最近7試合で1勝のヴィッセル神戸は11日、敵地でガンバ大阪戦に臨む。今季のJ1リーグ戦は残り4試合で、25日に再開されるACL1次リーグまでは残り3試合。既にACLをにらんだ選手起用が始まっており、G大阪戦もメンバーが大幅に変更される可能性がある。

三浦淳寛監督(46)は10日、神戸市内での練習後、オンラインで取材対応し、先発の顔ぶれについては言葉を濁した。

「Jリーグは大事だが、けが人を増やしたくはないというのが頭にある」。神戸は前節横浜FC戦から中2日の強行軍で、一方のG大阪は中7日。指揮官は「選手の(疲労度の)数値を調べながら、その中で見極めて決めたい。選手はプレーしたいと思って(試合に出ても)大丈夫とは言うが、メディカルスタッフとも相談したい」と説明した。

けがを抱えているFW古橋やMFサンペールが、引き続き欠場する可能性は高い。神戸は15、18日にホーム最後の2連戦を控えていることで、MFイニエスタやDF西、酒井らベテランに無理をさせず、DF初瀬、藤谷、MF安井、FW小田ら若手中心のメンバー構成になるかもしれない。

「守備に関しては、まだまだ修正するところはある。攻撃は少しずつ選手も理解しているので、そういうところも含めて、攻守の上積みをピッチで表現できればいいと思う」と三浦監督。悲願のACL優勝へ、J1リーグ戦では我慢の時間が続く。【横田和幸】