ガンバ大阪は22日、浦和レッズ戦(埼玉)に臨む。前節ベガルタ仙台戦で0-4と大敗し、12戦不敗でストップ。依然2位は死守しているが、浦和に負ければ勝ち点3差の3位名古屋グランパスに2位を明け渡す可能性がある。天皇杯出場のためには、出場権が得られる2位は守りたい。

宮本恒靖監督(43)は21日、大阪・吹田市内での練習後、オンライン取材に応じて「浦和はチーム全体で守備し、前線でいい連係や、ドリブルができる選手が多く、勝ち点を積み重ねてきている。ガラっとこれまでのプレーを変えるつもりはないが、よりゴールを目指すプレー、チャンスの場面でシュートを増やしていきたい。もう1回、守備の粘り強さを思い起こす必要がある」と、攻守ともに奮起を促した。

不安は故障者が続いている点だ。「戦術面にかかわるのでコメントは控えたい」と宮本監督は言及を避けている。2位浮上の立役者だったMF井手口陽介(24)は2戦連続欠場中で、DFキム・ヨングォン(30)も前節を欠場。最近は2列目での出場が多かったMF矢島慎也(26)を3列目に戻したり、センターバックは引き続いてDF昌子源(27)と菅沼駿哉(30)のコンビとなる可能性がある。

昌子は「仙台戦は、守備と攻撃が全部よくなかったので、この1週間で全体的に払拭(ふっしょく)できたと思う。しっかりチームの勝利に貢献できるプレーをしたい」と必勝を誓っていた。【横田和幸】