J2アルビレックス新潟は28日、アウェーで3位V・ファーレン長崎と対戦する。

前節は愛媛に手痛い敗戦(0●3)を喫し、勝ち点は56のまま。J1昇格圏内の2位福岡と勝ち点14差の6位に順位を落とした。リーグ戦残り6試合。今節、引き分け以下に終わり、福岡が勝利した時点で今季の昇格が消滅してしまう。あとがない状況でMF大本祐槻(26)が古巣から勝ち点3を奪い、昇格への望みをつなぐことを誓った。

27日の練習後、大本は「昇格に手が届きそうな位置にいる相手に対し、アグレッシブに戦い、圧倒したい」と意気込んだ。前節は後半22分から途中出場。右タッチライン際からの突破とクロスで好機をつくったが、得点に結びつけることは出来なかった。「目に見える結果を出したい」。

18年途中から2季を過ごした長崎の「プレーの質の高さと闘う姿勢」を警戒するが、「新潟も個の能力で負けていない。いい試合になると思う」と話す。重要な一戦へ向けて大本は「(自分の)縦への突破を生かして、得点に結びつくプレーをしたい」と勝利だけをイメージしていた。【小林忠】