柏レイソルのネルシーニョ監督(70)が28日、12月1日のベガルタ仙台戦に向けオンライン取材に応じた。

元アルゼンチン代表のマラドーナ氏が60歳で死去したことについて、ネルシーニョ監督はマラドーナ氏と面識はなかったが「ナポリ、バルセロナ、アルゼンチンでもそうだが、サッカー界において常にその存在を世界で見せつけてきた、言わずと知れた天才的な選手だったと思います。彼がこれまでの活動を通してアルゼンチンサッカー界にもたらした貢献は言うまでもないが、あまりにも早い死は残念に思っています」と悼んだ。

柏は今月に入り16人の新型コロナウイルスの集団感染が発覚し、約2週間活動を停止。復帰戦となった21日のサガン鳥栖戦は敗れたが、前節鹿島アントラーズ戦はカウンターに徹し、試合感、コンディションも万全でない状態にもかかわらず、勝ち点3を積み上げた。順位は10位だが、消化試合数を含め上位に食い込むチャンスはまだ残っている。残り6試合の連戦に入るが、指揮官は「細かいディテールにこだわって最後までやり抜く。しっかり連戦を戦うことが、ルヴァン杯のファイナルにもつながる。可能性ある限りはACL出場権獲得を見ながら戦いを進めていきたい」と3位以内の目標を貫く覚悟を口にした。