鹿島アントラーズが東京五輪世代のFW上田綺世の2ゴールなどで浦和レッズに快勝した。前半11分、FWエヴェラウドの左からのクロスに相手DFの前に入り込み頭で押し込むと、後半5分には、ペナルティーアーク付近から右足を振り抜き強烈なミドルシュートを決めた。上田は「1点目は、自分の武器をぶつけてみようと。ディフェンスラインとうまく駆け引きができて、頭1つ分、先に触れた。2点目は、ディフェンスラインが下がり気味で、足下からミドルが狙えると考えていた。相手との間合いが遠くてうまく打てました」と振り返った。

これで今季8得点目。上田が得点した試合は6試合すべてチームが勝利しており、FWの仕事を全うしている。「ある程度の試合数、(FWの役割を)できているのはうれしいですけど、ようやくチャンスもある程度つかめてきて。自分も引き出しを増やしながら、このチャンスを逃さないように、一瞬一瞬、戦っていきたい」と話した。