ガンバ大阪は、川崎フロンターレに雪辱を果たすことはできなかった。MF倉田秋(32)は、この敗戦を来季の成長の糧にする。

今季貫いてきた粘り強い守りで、前半は狙いどおり無失点に抑えたが、後半10分に先制を許した。同40分に先発復帰を果たしたFW宇佐美貴史(28)がシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれた。徐々に攻撃のリズムをつかんでいたが、得点できないまま試合は終了。リーグ戦に続いて、2度目の川崎Fの優勝セレモニーを見届けることとなった。

倉田は「取られた1点は仕方ないけど悔しい。自分の力のなさを実感した瞬間」と悔やむ。しかし「今回の負けを糧にして成長できればそれはいいこと。ACLもあるし、川崎Fを倒すという目標もある。それに向かってやっていければいいかなと思います」。

GK東口順昭(34)は「前半0-0で折り返すのがマストやったんで、自分たちの流れになると思いましたけど」と前半を振り返る。今季、34歳を迎えた中でも自身のセービングに成長を感じていた守護神は「こういう舞台に立ち続けたい。もっともっと自分にむち打って、成長していきたい」。来季も貪欲にサッカーに打ち込む。

今シーズンの悔しさを忘れず、来季こそ川崎Fにリベンジを果たす。