J2の町田ゼルビアは5日、元北朝鮮代表FW鄭大世(36)の加入が決まったと発表した。

昨季は途中から清水エスパルスを離れ、J2アルビレックス新潟に期限付き移籍してプレーした。

昨季で契約満了で清水を退団しフリーとなり、その退団の長文コメントとともに、去就が注目されていた。

今回も町田入りに際し、クラブを通じ、次のような熱いメッセージを寄せている。全文は次の通り。

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「家族との相談の上、引退を決意しました。成田空港へ向かう車に揺られながら、代理人に報告しなければいけないのに、名残惜しくて通話ボタンを押せずにいる時、ちょうど電話が鳴りました。そこでオファーを知り、家族の快諾のもと受けさせていただきました。息子がエスパルスのスクールでプレーする姿を見ながら、ここからプロになるのがどれほど大変かと想像した時、できるだけ長く続けることが全国の子供たちへの礼儀であり、生きる意味がそこにあると思います。続けさせてくれるFC町田ゼルビア様に心から感謝して、その気持ちを現役選手としてピッチで表現していきたいと思います。FC町田ゼルビアに関わる全ての皆さん。老いた選手ではありますが力の限りを絞り出し、みんなで一花咲かすことに手を貸したいです。不束者ですがよろしくお願いします。最後に、オファーを断らせていただいた各クラブの方々にこの場を借りてお詫び申し上げます。こんな自分にオファーをしてくれてありがとうございました。そして憲剛さん、ウッチーを筆頭に相談を聞いてくれた皆さんにもお礼申し上げます」

1度は引退を決意していたと言うが、その圧倒的な経験と力は、必ずやJ1昇格を目指す町田の力となるはずだ。

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