J2アルビレックス新潟の新成人、GK藤田和輝(19)が「20歳の誓い」を胸に開幕スタメン奪取を狙う。「もうルーキーではないので、選手、スタッフ、ファンを含め、周りからの目線を変えていきたい」と意気込む。今季の開幕は2月27日、ギラヴァンツ北九州とのアウェー戦に決定した。「GKは信頼されることが大事なポジション。しっかりゴールを守り、味方に安心を与えられる選手になりたい。激しいポジション争いを勝ち抜いて、ピッチに立ち続けられるようアピールしていく」。

プロデビューを果たした昨季は21試合に出場。「序盤戦は後手に回ることが多かったが、試合に出場しなければ、わからないことも経験できた。『自分らしさ』を少しずつ出せるようになってからは自信がついてきた」。中盤戦以降は思い切りのいい飛び出しやシュートストップなど本来の実力を発揮。敵地での栃木SC戦(20年8月2日、0△0)やジュビロ磐田戦(同年11月11日、1△1)ではビッグセーブを連発した。「あっという間のシーズンだった。コーチングの質や、練習へ取り組む姿勢をもっと向上させないと」と話す。

プロ3年目となる今季の戦いへ向け、「チームの支柱になれるよう、もっと成長したい。プレー内外での立ち居振る舞いを意識したり、練習のいい雰囲気作りにも貢献していきたい」と決意を示した。【小林忠】