全日本大学サッカー選手権大会の代替大会となる「アタリマエニ杯」の準決勝2試合が21日、無観客で味の素フィールド西が丘で行われた。日本代表の森保一監督が視察に訪れる中、東海大が1-0で順大を下し20年ぶり全国制覇に王手をかけた。東海大は昨年は神奈川県リーグ1部が主戦場で県リーグからの全国大会決勝進出は初。23日の決勝で早大を破った法大と対戦する。

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東海大は守備を固めロングスローやセットプレーで得点を狙うスタイルで明大、順大と強豪を連破し決勝までたどり着いた。昨年は関東2部から降格し神奈川県リーグで戦った。今川監督は「善戦で終わらず勝ちきる試合を」と激しい球際、勝利への執着心を徹底してきた。指揮官は「1試合ずつ徐々に強く感じ始めている」と手応えを口にした。県リーグからの下克上で20年ぶり全国優勝へ導く。