サガン鳥栖は25日、沖縄キャンプをスタートさせた。

金明輝監督(39)は、約3週間のキャンプ中に「去年のベースがあるので試合数を多くし、選手の特長を見極めて最善のメンバーを開幕に持って行きたい」とのプランを描いている。

15日にトップチーム2選手の新型コロナウイルスの陽性が確認されたものの、予定通り18日からチームは始動していた。

今季は中盤の要だったMF原川力(27)、MF原輝綺(22)、DF森下龍矢(23)ら多くの主力が抜けた一方で、新戦力を加えた編成については「トータルで見て全体的にバランスがとれ、上積みできている」と手応えを感じている。

そんな今季の目標については「1桁順位に乗せられるよう頑張って行きたい。勝ち点は50以上取りたいので、最低でも15、16勝は必要。去年の15分けを半分は勝ちに持って行きたい」と意気込んだ。得点力不足に苦しみ13位に終わった昨季の7勝15分け12敗からの巻き返しを図る。

また、この日新加入が発表されたケニア人FWイスマエル・ドゥンガ(27)にも触れ「(映像で)フルゲーム見たが高さがあり、感覚で抜け出していた。フィットするかは一緒にやってみないと分からない。能力があるかは未知数だが楽しみ」と話した。ただ、コロナ禍の入国制限措置にともない合流めどは立っていない。