J2ジェフ千葉が6日に沖縄キャンプを打ち上げる。それに先がけ、主将のDF鈴木大輔(31)が5日、オンラインでの取材に応じ、J1昇格へチームをけん引する意気込みを語った。

アルビレックス新潟や柏レイソルで活躍し、スペイン2部タラゴナでもプレーした鈴木大。今季、浦和レッズから千葉へ完全移籍し、初年度から主将を務める。尹晶煥監督から就任を打診された際には即答したそうで「(今年のチームの)立ち上げからコミュニケーションを取っていく中で『キャプテンを任せたい』ということを言ってもらえたので。僕も1年目でいろんな難しさがある中で『挑戦させてください』と言いました」と振り返った。

攻撃につながる積極的な守備をかかげる今季の千葉において「僕の特徴は後ろから全体を見て統率していくというところ。声を出して前の選手や横の選手を動かして、チームが求めている守備というところで力を発揮できると思っている。チームが求めていることにうまくはまれる自信はあります」という鈴木大の存在は大きな武器となる。

沖縄での練習試合は北海道コンサドーレ札幌に0-1で敗れ、FC東京には3-2で勝利した。鈴木大は「良い位置で(ボールを)奪えているけど、それをゴールにつなげられているのかというところが、これからの課題になってくる」と説明した。

背番号はロンドンオリンピック(五輪)でも背負った、思い入れのある「13」。「なかなかJ1に上がれなかったジェフに、自分が入ったことによって良い影響を与えたい。昇格に向かってトライできるというのが自分にとっての大きな挑戦だと思って(ジェフを)選んでいる。必ず昇格できると思っているので、自分の経験をフルに生かして、そのためのピースになれればうれしい」と09年以来のJ1復帰へ力を込めた。