J1サガン鳥栖に新加入のDF今掛航貴(21)とDF松本大輔(22)の中大卒のルーキーコンビが、プロ1年目からの活躍を誓った。

沖縄キャンプ中の6日、オンライン取材に対応。昨季、鳥栖特別指定選手の松本は「チャンスをつかみ、鳥栖のために飛躍できる1年にしたい」。今掛は「6アシストを目指します」と意気込んだ。

松本は、身体能力に優れ、ヘディングや球際の強さが自慢のセンターバック(CB)。クラブから「常に戦う姿勢を見せる闘将」と紹介された気迫十分のプレースタイルも魅力だ。チーム始動後は、さらなる成長のため、清水エスパルスから新加入の元韓国代表DFファン・ソッコ(31)に“弟子入り”。「ファン・ソッコさんとかにはプロはどうだったかとか、こういう時はどういうプレーが最善かとか、よく聞いています。ファン・ソッコさんやエドゥアルドのいいところを吸収して、与えられたチャンスをものにしたい」と、日々精進を重ねている。

今掛は、右利きだが、左右不自由なく正確なキックを蹴られること、冷静な判断でゲームを組み立てられることが強みのサイドバック(SB)。運動量も豊富で、上下運動の激しいチームスタイルに合っている。「自分は左右不自由なく蹴れるので両SBはできるんですが、技術が他の選手よりあると思っている。打開というところでは行けると思っています」。果敢な仕掛けで、攻撃を活性化する。【菊川光一】