第99回全国高校サッカー選手権で優勝した山梨学院のMF広沢灯喜(とき=3年)が、ポルトガル1部のポルティモネンセU-23への入団が決まった。既に契約を交わし、ポルトガル入りしているという。広沢は青森山田との選手権の決勝戦で、先制ゴールをマーク。鋭い動きだしやドリブルに加え、守備も献身的にこなすプレーが、ポルティモネンセ側の目に留まり、1月下旬にオファーを受けた。

もともと海外志向が強かった。小学校時代には、日本で行われていたレアル・マドリードのスクールに通っており、世界を身近に感じていた。7日、取材に応じた山梨学院の長谷川大監督は「冗談で選手権に優勝してから海外に行けばと話していた。言葉も分からない。食事も環境も違う厳しい中、頑張ってほしい」とエールを送った。