女子サッカーのWEリーグに参入するマイナビ仙台が8日、仙台市内で新加入会見を行った。昨季までJ3福島を率いた松田岳夫新監督(59)を始め、新選手6人が出席。日体大FIELDS横浜から加入のGK福田まい(22)は双子で、姉ゆいはマイナビ仙台MF。4年ぶりに姉妹そろって同じチームで共闘する。

福田まは姉より7センチ高い170センチ。「キーパーなんですけど、ビルドアップに参加したり、攻撃の起点になりたい」と意気込んだ。昨季はなでしこ2部で10試合出場。17年にU-19、18年にはU-20の日本代表経験があり、クラブからは次世代を担う選手として期待されている。

藤枝順心(静岡)出身。姉妹で高校3年間プレーし、高2の全日本高校女子選手権で優勝。最終学年では全国高校総体で2度目の全国制覇を果たした。卒業後は別々の道を歩んだが、毎日のように連絡を取り合う仲良しで、福田まは「加入前にゆいから『一緒にやろうよ』って言われた。一緒にプレーするのが楽しみ」とニッコリ。WEリーグ初代女王を目標に掲げ、福田姉妹が奮闘する。

<新加入こちらも抱負>

DF西沢日菜乃(22=ちふれAS埼玉)「体を張ったプレーで無失点に抑える。ロングパスの精度を極めて、献身的なプレーをする」

MF原衣吹(22=日テレ)「自分の特徴はどのポジションでもできること。常に次のプレーを予測しながら動いていきたい」

FW宮沢ひなた(21=日テレ)「ドリブルでのサイド突破が持ち味。スピードに乗ったプレーを発揮していきたい」

MF長野風花(21=ちふれAS埼玉)「攻撃の組み立て、試合をコントロールするのが好き。ピッチ上では戦う姿勢を見せたい」

FW矢形海優(21=C大阪堺)「前線からのアグレッシブなプレーで、ゴールに絡みたい。チームの勝利に貢献する」