昨季まで毎週火曜日付の本紙静岡版で掲載していた連載を、今季はネットでお届けします。先週に行われたJ1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田の試合で、担当記者が開催日翌日の紙面では書けなかった話やネタを掘り下げます。

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J2ジュビロ磐田は4-3で京都サンガに競り勝った。打ち合いを制して今季初の連勝を飾ったが、守備は3失点。手放しで喜べる内容ではなかった。

1点リードの後半10分、自陣でのMF山本康裕(31)のバックパスが失点につながった。鈴木政一監督(66)は「失点に関しては、やってはいけないミスがあった」。安易なミスが失点に直結したのは、この試合だけではない。

1-3で敗れた6日の町田戦も、バックパスをGK八田直樹(34)がキックミスし、先制点を許した。今季初勝利を挙げた前節水戸戦でも、バックパスが失点につながっている。ボールをつなぐスタイルを貫くことも大切だが、状況判断とパス精度の改善が求められている。

指揮官も「ミスが絡んでの失点なので、次に向けてもう1回全体で共有をしながらやっていきたい」と話した。得失点差でJ1昇格を逃すことだけは避けたい。そのためには、最少失点での勝利が重要になる。次戦こそは、今季初の完封勝ちを期待したい。【神谷亮磨】

 

前半42分(磐田)山田大記

後半2分(京都)ピーター・ウタカ

後半7分(磐田)松本昌也

後半10分(京都)ピーター・ウタカ

後半14分(磐田)小川大貴

後半38分(磐田)大津祐樹

後半ロスタイム(京都)三沢直人