サガン鳥栖のU-24(24歳以下)日本代表FW林大地(23)が、2日セレッソ大阪戦の今季初黒星を糧にさらなる飛躍を誓った。

3月29日に行われた東京五輪世代のU-24(24歳以下)日本代表の国際親善試合・アルゼンチン戦で、代表初ゴールとなる先制点を奪い3-0の快勝に貢献した。

一躍注目を集めたことで、先発復帰したC大阪戦は「代表活動に参加させていただいてサッカーに対する思いがより一層強くなった。年齢が近くて世界で戦っている人や、Jリーグ上位チームのスタメンで出ている人と一緒にやるともっと上を目指さないといけないと思った。(鳥栖に)林がいると違うと思わせる一戦にしたかった」と気合十分だった。

だが、シュート0本に終わり後半35分に交代。DFのクリアミスからの惜敗に「自分たちがあんだけボール持ってても、セレッソみたいに1つのチャンスをものにする選手がチームにいたら勝つ。本物の勝負強さみたいなのが代表活動でもあった」と言い、勝負の世界の厳しさを思い知らされた。

また、アルゼンチン戦で先制点をアシストしてもらったU-24代表DF瀬古歩夢(20)とも何度もマッチアップ。だが、堅守を崩せず「相変わらずいい選手。同じ代表だった相手をチンチンにできるぐらいレベルアップしていかないとダメだなと思いました」と話した。

次戦は7日の川崎F戦(等々力)。「毎日の練習を積み重ねることが大事。シュート練習をコツコツやるとか、毎日必死にサッカーのことを考え生かして行かないとダメだと思う」。C大阪戦でJ1新記録の開幕7試合連続無失点記録は逃したが、気持ちを切り替えて王者撃破に挑む。【菊川光一】