J2東京ヴェルディは3日、公式サイト等で「SDGsロゴ」を使用し、トップチーム、日テレ・ベレーザ、東京ヴェルディ普及部のウエアに同ロゴを掲出すると発表した。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。SDGsには国連が定める国際目標として「貧困をなくす」「人々に保健と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」など17の世界的目標がある。さらに各目標に付随して169の達成基準、232の指標が示されている。

これまで東京Vは年齢、性別、障がいの有無などにかかわらず、あらゆる人にスポーツの楽しさを伝えることを目的に、スポーツ普及活動を続けてきた。サッカー教室や学校訪問プログラムを実施。障がい者スポーツ体験教室は21年度に東京都内8市区で合計140回の開催を予定している。

20シーズンからはヤンセンファーマ株式会社とSDGsパートナー契約を締結し、障がいのある人たちをスポーツと就労体験を通してサポートする『ともに未来へ Green Heart Project』もスタートさせた。

このような活動を通じてSDGsの達成に寄与したいと考えている東京Vは、SDGsロゴの使用およびウエアへの掲出を国連に申請し、正式に承認されたという。

5月5日には本拠地味スタの西側に位置するAGFフィールドでイベントも開催。障がいの有無にかかわらず参加できるスポーツプログラム、知的障がい者サッカーエキシビションマッチ、オンラインスポーツプログラム、協賛企業によるSDGs関連イベントなどが行われる予定となっている。

知的障がい者サッカーエキシビションマッチは、コロナ禍により中止になってしまった『もうひとつの高校選手権2020』に出場する予定だった東京都のチームが参加し、天然芝のフィールドでプレーする。今後、各アクティビティーの詳細など順次発表される予定。