国内初のサッカー女子プロ「WEリーグ」に参加する浦和レッズレディースのFW菅沢優衣香(30)、GK池田咲紀子(28)が22日、オンライン取材に対応した。同リーグは9月の開幕を前に、24日からプレシーズンマッチが行われる。

菅沢は「現時点で自分たちがどれだけ出来上がっているか、結果にこだわってプレーできれば。WEリーグは初めての試み。運営も不安なところもあるが、楽しみながら、小さい女の子が将来WEリーガーになりたいと思ってくれたら。情報の発信源になっていけたら。プレーだったり、うまく見せられたら」と展望を口にした。

プロとしてのスタート。池田はこれまで浦和のトップパートナーであるポラス社で働きながら、サッカーに打ち込んできた。総務に所属し、デスクワークや電話番をこなす日々。午前中に仕事し、夕方からサッカーの練習だった。それが今は、午前中にサッカーの練習に励み、午後も自主トレに時間を割けるようになった。「時間に余裕が出来て、気持ちにも余裕が出来て。出来なかったこと、継続していることの質を上げること。今までよりは自分に使える時間が増えたと同時に、考える時間も増えました」と言う。

日本代表でもある2人。前日には東京五輪の組み合わせ抽選が決まった。菅沢は「カナダ、イギリス、強いことは分かっている。キーポイントになるとは思っている。チリに関しては相当前に、やっている。どの試合もしっかり戦って、グループステージを上がれたら」。池田も「チームあっての代表だと思うので、今週末からしっかり頑張りたい」と意気込みを口にした。