川崎フロンターレは13日、J1の連続無敗記録更新をかけた北海道コンサドーレ札幌戦(16日、等々力)に向けて、川崎市内で調整した。

前日のベガルタ仙台戦は、後半ロスタイムに被弾して2-2で引き分けた。昨季から21試合負けなしとJ1記録に並んだが、一夜明けて取材に応じた鬼木監督は「(3連覇を逃した)19年は引き分けが多く、その思いがあってこうして(勝ちきれるチームになろうと)来ている。無敗記録よりも勝ちきるところにフォーカスしたい。あらためてその話をする必要がある」と、あくまで勝ちにこだわる姿勢を見せた。

札幌は昨季唯一ホームで敗れた相手。中村憲剛氏の引退発表後最初の試合で、12連勝と更新中だったJ1記録が止まった、苦い記憶もある。主将のDF谷口は「昨季ホームで完敗のゲームをさせられた相手。力のあるチームだと十分に理解している。前回の反省をふまえてどんな戦いができるか、素直に楽しみ」と話した。

一方、今季開幕前のキャンプでは、45分×4本の練習試合で14-3と大勝している。しかしMFジョアン・シミッチは「合宿中の練習試合は参考にならない。札幌の試合を見ていると、難しいゲームをしている。いつも通り、自分たちのサッカーに目を向けてやりたい」と引き締めた。