静清(中部7位)が浜北西(西部8位)を2-1の逆転で破り、初戦を突破した。田村和彦監督(60)の采配が的中し、劣勢をはね返した。シード校のU-18プリンスリーグ東海勢7校が登場する2回戦は、16日に行われる。

静清・田村監督の素早い対応がはまった。先制を許した前半21分からの5分間で2枚の交代枠を使用。さらに、ポジション変更を加えた。すると同32分、左サイドからトップ下に移ったMF林拓来(ひらく、3年)が、頭で同点弾。同36分には途中出場のMF熊切威貴(としたか、3年)が、約30メートルの豪快ミドルで決勝点を奪った。林は「流れを変えられて良かった」。熊切も「自分の得点で勝ててうれしかった」と、指揮官の期待に応える一撃に胸を張った。2回戦では、2月の新人戦県大会2回戦でPK戦の末に勝利した常葉大橘(プリンス)と対する。