常葉大橘(プリンス)が19年の前回大会王者・清水桜が丘(プリンス)を1-0で下した。後半5分、FW高橋快(3年)のパスを受けたFW豊泉優大(3年)が右足で先制点。ともにMFから転向した2トップで奪った1点を守り切り、競り勝った。今月1日に1-3で敗れたU-18プリンスリーグ東海の雪辱を果たし、豊泉は「リベンジできて良かった」と話した。

験担ぎが利いた!? チームはこの日、通常の青からオレンジのユニホームに変更。19年の県選手権、昨年のスーパープリンスリーグ東海順位決定戦で清水桜が丘を下した“縁起物”を着用し、躍動。DF上村龍太郎主将(3年)は「苦しい試合だったけど、集中を切らさずに良い試合ができた」と笑顔で振り返った。

全国選手権には2度の出場経験を持つ同校だが、総体では県4強が最高。高橋は「次も一丸で勝ちたい」と、清水東との準決勝へ力を込めた。全員で新たな歴史を刻む。【前田和哉】