ヴィッセル神戸は、リーグ戦のリベンジを果たすことが出来なかった。神戸は前半3分、DF初瀬亮(23)のコーナーキックに、MFセルジ・サンペール(26)が頭で触り、ゴール前でフリーになったFWドウグラス(33)が右足で合わせ幸先良く先制に成功する。

その後も浦和にボールを持たせずいい流れだったが、前半終了間際にゴールを許し、追いつかれてしまう。後半26分には浦和FW興梠慎三(34)にゴールを奪われ、そのまま逃げ切られた。奮闘むなしくサポーターの前で勝利を届けることが出来なかった。三浦淳寛監督(46)は「前半の入りが良かっただけに、失点のシーンがとにかくもったいなかった。またチームひとつつになって戦いたい」と悔しさをにじませた。

この日の神戸のシュート数は15本。浦和は5本のシュートで勝っただけに、攻撃面でも悔しい結果になってしまった。フル出場したMFサンペールも「相手が少ないチャンスで決めたのが痛い。残念な試合だった」と肩を落とした。

5月22日の浦和戦でも0-2で敗戦した神戸。13日の第2戦(埼玉・駒場スタジアム)で「三度目の正直」となるか。チーム一丸となって敵地で勝利をつかみに行く。