清水エスパルスは0-1でガンバ大阪に敗れて、4戦勝ちなし(2分け2敗)となった。試合前の両チームの勝ち点差は「2」。勝てば順位が入れ替わる一戦だったが、ラストプレーの精度を欠いた。終盤に決勝点を許し、残留を争うライバルに手痛い敗戦を喫した。

大粒の雨と強い風が吹き荒れる中だったが、奮闘した。前半最大のチャンスは、セットプレーから生まれた。同16分、5試合ぶりに先発したMF西沢健太の右CKをDFヴァウドが頭で合わせるも、ポストに嫌われた。さらに同ロスタイム、MF鈴木唯人がエリア内の混戦から左足で狙ったが、枠を外れた。

0-0の後半9分、FWチアゴ・サンタナがCKを押し込んでネットを揺らした。先制したかに見えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の検証でハンドの判定。幻のゴールとなった。同37分に痛恨の先制点を献上。最後まで得点を奪えずに、2試合ぶりの黒星となった。

18日の天皇杯4回戦・川崎F戦(アイスタ、午後7時)を挟み、次節は21日、アウェーで湘南と対戦(レモンS、午後7時)する。残留を勝ち取るためにも、連敗は許されない。【古地真隆】