創部3年目で初の全国の舞台に登場した尚志(福島)が、北海道大谷室蘭を3-1で下し、全国初勝利をつかみ取った。FW大光望結(2年)が2ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献。今日19日に作陽(岡山)と対戦する。

前半21分、FW大槻美生(2年)のパスに大光が抜け出し、右足で先制点を決めた。同31分、またも大槻からのパスを受け取った大光が今度は左足で2点目。FW2人の息の合ったプレーが光り、2-0で前半を終えた。後半8分、相手のゴールで1点差に詰め寄られたが、同12分、大光のクロスを伊藤真緒(3年)が右足を一閃(いっせん)。鮮やかなゴールで勝利を引き寄せた。大活躍の大光は、「自分たちがどこまでいけるのか、次の試合も、みんなで全力を出して勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。

自身6年ぶりの全国大会で勝利をつかんだ松本克典監督は、「立ち上がったばかりのチームで失うものはない。自分たちがどこまでできるのか楽しみながら挑戦したいと思います」と力を込めた。【濱本神威】