神戸は22日、都内で日本代表FW大迫勇也(31)、元日本代表FW武藤嘉紀(29)、元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(30)の新加入会見を開いた。自主隔離中のため、大迫とボージャンはオンラインで参加。約7年半ぶりのJリーグ復帰となった大迫は、神戸の半端ない補強が移籍の決め手の1つになったことを明かした。

ドイツ2部ブレーメンと契約が残る中、神戸を選んだ大迫は「点を取りたいのが一番。神戸ならタイトルが取れると思った」。武藤、ボージャンを含めた代表級FW3人の同時獲得に「今までないからおもしろいんじゃないですか。普通じゃ勝てない」と続けた。

大迫はJリーグの日本人過去最高となる推定年俸4億円、武藤とボージャンは2億円とみられ、3人だけで年間、計8億円の投資になる。半端ない補強に賛同し「チームもさらに強化していくと思うので決めた」と、胸の内を明かした。

親会社・楽天の会長兼社長でクラブ会長の三木谷浩史氏(56)も「(メッシを獲得した)パリ・サンジェルマンみたいではありませんが、積極的な投資とともに経済的にもサステナブル(持続可能な発展)が我々の目標になる」と、アジア最強クラブへの思いを語った。【横田和幸】