磐田が、黄金期のスター選手で元監督の名波浩氏(48)が率いる松本を下し、首位に返り咲いた。アウェーで4-0と大勝。前半13分、クリアボールを拾ったMF山本康裕(31)が、右足でミドルシュート。相手DFに当たり、コースが変わってゴール右隅に先制点。前節相模原戦で同点ゴールを挙げた背番号「23」は、2015年以来となるリーグ戦2試合連続ゴールをマークした。

前節は終盤で追いつき、辛くもドロー。山本康は「磐田は勝ち続けないといけないチーム」と結果に満足していなかった。求めているのは勝ち点3。後半も勝利への強い気持ちを見せた。同13分、FW大津祐樹(31)が右足で追加点。同29分にはFWルキアン(29)がチーム3点目を挙げ、ロスタイムにはJ1清水から加入したMF金子翔太(26)が移籍後初ゴールを挙げた。守備陣も8試合ぶりの無失点。2019年6月まで磐田を指揮していた敵将の前で完勝した。

▽松本の名波浩監督 立ち上がりの失点で試合を難しくしてしまった。昇格を争っている磐田とは、ゴール前での差が出た。連敗しているけれど、しっかりと前を向いてやっていきたい。

▽途中出場で2得点に絡んだMF大森晃太郎(29) 11人だけじゃなくて、控えの僕らがスタメンを脅かすようなプレーをしないといけない。その意味では結果を出せてよかった。

▽8試合ぶりの無失点に貢献したDF大井健太郎(37) 結果的にゼロに抑えたけれど、まだまだ課題はある。次に向けてまたいい準備をしたい。