日本サッカー協会(JFA)は10日、創立100周年を迎え、名誉総裁の高円宮妃久子さまら265人があつまって千葉県浦安市で式典を開いた。

この式典にはJ1横浜FCのFWカズ(三浦知良、54)も出席した。取材に対応したカズの主な一問一答は次の通り。

-100年式典にの感想

カズ コロナ禍だが、こうやって100年を迎えて過去の日本のサッカーの歴史を皆さんと振り返られることを幸せに思う。また改めてこの先、101年目、未来を作っていけることを光栄に思っている。

-サッカー史と一緒に歩んできたが、根付いた文化というものは

カズ 100年前と50年前、僕がブラジルから帰ってきた30年前では比べることはできないけど、当然、全てのことが変わってきている。日本におけるサッカーの価値観は明らかに30年前から進化しているし、同時に世界も進化してるのでまだ世界のトップに追いつくには時間がかかると思うし、努力も必要。

-日本代表へエール

カズ 時には厳しく、見ていかなくてはいけませんが、基本的にはみんなで日本サッカーを応援してね。最終予選というのは僕も経験しているが、本当に大変な試合で、余裕を持って勝てる試合はない。毎回、気を引き締めて応援する方も同じ気持ちでいられれば。僕も知ってる選手がまだいますし、常に連絡取り合ってるんで激励したいと思う。

-自身はどのようなプレーを見せたいか

カズ とにかくJリーグに出場してゴールを決めて勝利に貢献したい。みんなの前でゴールできるよう、あきらめず、チャンスが来た時のために毎日、トレーニングして準備したい。

-次の100年について思うこと

カズ 人々が生きて行く中でスポーツがどういう価値を持って行われていくかにもよりますが、この前の五輪ではコロナ禍であっても、人間の力を超越したプレーやメンタルを身近で見ると素直に感動し、みんなが幸せになる。そういう力がスポーツにはある。サッカーも皆さんの生活の一部になって、感動や、生きて行くためのモチベーション、喜びを供給できる存在になっていくことが大事。どのように世の中に寄り添っていけるか、その中でも代表チームというのは影響力が1番ある。Jリーグも地域に密着してる中で地域貢献ももっと考えていかないと。代表は世の中でいろんなことが起きてもサッカーをすることでみんなが豊かになれる、そういう存在になっていければ。