川崎Fは14日にACLで前回王者の蔚山(韓国)にPK戦の末に敗退し、16強で姿を消した。J1の2連覇へ正念場を迎える。

ACLの決勝トーナメント1回戦は、DF谷口、車屋、MF大島、FW旗手とケガで戦力を欠く中、前半の劣勢を後半に立て直した。守備も踏ん張り得点を許さなかったが、最後は力尽きた。悲願のアジア制覇はかなわず、5日のルヴァン杯敗退に続き、短期間で2タイトルを失った。鬼木監督は「延長戦含めて最後まで走りきってくれた。PKの負けは残念だけど、胸を張って帰ってほしい」。表情は悔しさであふれていた。

残るタイトルは、リーグ戦と天皇杯の2つになった。リーグ戦も2位横浜とは勝ち点差1。帰国後すぐに18日徳島、22日鹿島と、敵地での連戦が待ち受ける。顔を上げて、リーグ連覇を狙う戦いに切り替えないといけない。