J2首位の京都サンガが、悲願のJ1昇格へ勝負の秋を迎える。23日、オンライン取材に対応した曹貴裁監督(52)は「まだ何も成し得ていない」と気を引き締めた。現在、2位磐田とは勝ち点1差。01年、05年以来となる3度目のJ2優勝で、10年以来のJ1復帰に花を添えたいところ。25日にはホームで栃木と対戦。狙うはリーグ3連勝だ。

以下、曹監督の一問一答。

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-首位に返り咲いた。何を重点的に取り組んだか

曹監督 目の前の試合に最高の準備をやっていくことが重要。次の栃木さんも手ごわい相手なので、今日もしっかりと準備をした。(京都は)上位だが、僕たちはまだ何も成し得ていない。むしろそれが(上位にいることで)足かせになり、歯車が狂うこともある。変に気を引き締める必要はないけど、勝ち点3を取る努力を続けないといけない。

-前節でDFバイス選手が好守備をしたが

曹監督 非常に向上心がある選手なので、彼のプレーの良さが生かされている。チームの中で頑張ってくれている。何よりDF麻田とDF荻原が体を投げ出してシュートを簡単に出さないところがバイスのプレーを引き立たせた。目に見えにくい細かいプレーが試合に生きていく。子どもたちにも、ああいう勝負にこだわったプレーを見てもらいたい。こんなプレーがチームの助けになるのを学んでほしい。

-バイス選手に要求したいことはあるか

曹監督 バイス選手だけでなく、選手全員に要求している(一方で)。要求されてるというのは一流ではないと思う。勝ちたいからそのプレーを選択するという責任を伴ったプレーにならないといけない。監督が言うからやるといううちはダメだと思っている。うまく自立心に変えていくことが僕の仕事。

-栃木のスタイルの変化をどう捉えているか

曹監督 一概には言えないが、チームとしてどう戦っていくかを田坂監督が練習からミーティングから植え付けて、どの相手に対してもそれを実行しているのが印象。選手が補強された事によって、サイドが機転になったり手ごわいと思っている。心してかかっていかないとと言ってるし、選手も理解している。

-サイドの攻防への要求

曹監督 ゴールは真ん中にあるので、サイドから攻めるのは一概にいいとは限らない。ただ、バリエーションを保つために、両サイドが、どれだけ攻撃の主導権を握っていくのかはポイントだと思います。サイドでどれだけ優位に立っていくことが、中央で何を起こせるかにつながっていく。【取材、構成=三宅ひとみ】