清水エスパルスのFWディサロ燦シルヴァーノ(25)が、2試合ぶりの勝利へ意欲を示した。28日は静岡市内で練習。10月2日のアビスパ福岡戦(ベススタ、午後1時半)へ備えた。

背中と腰の筋肉を痛めた影響などもあり、18日のベガルタ仙台戦(2○1)で8試合ぶりの出場を飾った。途中出場で短いプレー時間だったが、前線で効果的なプレーを見せて、9試合ぶりの勝ち点3獲得に貢献した。

J2ギラヴァンツ北九州から今季加入した。これまでリーグ戦1得点。「FWとして到底満足できる結果ではない」。だが、チームの勝利を最優先する姿勢はぶれない。「個人のことを考える状況ではない。残留のため、チームが勝つために戦う」と強調した。

現在15位で、降格圏17位以下との勝ち点差は「3」。3月のホーム福岡戦は、終了間際に追い付かれて引き分けに終わった。ディサロは「前回に取りこぼした勝ち点を取り返すぐらいの気持ちで臨む。途中から出ることが多いので、流れを変えるプレーをしたい」と意気込んだ。【古地真隆】