アルビレックス新潟は首位ジュビロ磐田に0-1で競り負けて2連敗。

この日、大宮アルディージャを破った2位京都サンガF.C.との勝ち点差が16に開き、5試合を残してJ1昇格の可能性が消滅した。ボール支配率を上げて敵陣に押し込んだが決定弾を放てずにいると、後半19分にFKの流れから磐田FWルキアン(30)に決勝点を奪われた。試合後、中野幸夫社長(66)と寺川能人強化部長(47)が取材対応。アルベルト監督(53)の来季続投については、これから話し合いを進めるとした。

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新潟は4シーズン連続でJ1昇格を逃した。首位磐田をホームに迎えての一戦。攻守が激しく入れ替わる見応えのあるものになったが、一瞬の隙を突かれる形で後半19分に決勝点を献上。DF舞行龍ジェームズ(33)は「90分を通して守りきる、攻めきる、ラストパスといった1つ1つのプレーの質で、相手と少し差が出た」。

終始ボール支配率を上げながら得点を狙う従来のスタイルを貫き、ほとんどの時間を敵陣でプレー。ただ、勝負どころでのミスや連係不足で決定機は演出できず、90本を通して放ったシュートは4本と攻めあぐねた。アルベルト監督は「今季、ずっと課題としている決定力不足がこの日も出て勝利につながらなかった」と振り返った。

前節でプロデビューした小見洋太(19)は左MFで初先発。果敢にドリブルを仕掛けた。「緊張なく試合に入れた。だが、自分の判断ミスが失点につながった」と決勝点をアシストした遠藤へのマークが甘くなった場面を悔やんだ。

試合後、取材に応じた寺川強化部長は来季に向け、攻撃サッカー継続と得点力のあるFWの補強を目指すと話した。アルベルト監督の続投要請について明言は避けたが「就任から2年。悪い方向には進んではいない。これから話し合いを進める」とした。

残り5試合。指揮官は「サポーターのためにも、喜びに満ちた、いいサッカーをしていきたい」と前を向いた。【小林忠】

◆J1昇格消滅 J2新潟は昨季と同じく5試合を残して来季J1昇格が消滅した。首位磐田に0-1で敗れて勝ち点62のまま。J1昇格圏の2位京都が大宮に1-0で勝って勝ち点を78に伸ばし、その差は16に広がった。新潟は残り5試合を全勝しても勝ち点77で、J1昇格圏の2位以内に入れないことが確定した。

▽中野社長「昇格が断たれ申し訳ない。リーグ前半戦が良かっただけに大きな期待を頂いたが、後半戦で勝ち点を重ねられなかった。結果を真摯(しんし)に受け止める。残り5試合、全力で戦って来季につなげたい」

▽寺川強化部長「(得点力不足の質問に)結果が全て。そのあたりが足りずに勝てない試合もあった。ただ、やって来たことは間違っていない。ベースは継続しつつ、きれいごとだけでは勝てる世界ではないので、いろいろなことを考えようと思う」