王座奪還へ第1関門を突破した。2大会連続全国準優勝の青森山田が、25年連続27度目の優勝を飾り、全国選手権(12月28日開幕、東京・国立競技場ほか)出場を決めた。八戸学院野辺地西に5-1で大勝した。

前半13分に先制を許したが、その2分後にMF田沢夢積(ゆづむ、3年)が同点弾。さらに同28分、FW名須川真光(まさき、3年)がヘディングで勝ち越しゴールを奪った。後半は同9分に主将のMF松木玖生(くりゅう、3年)、同17分に田沢、同ロスタイムにDF三輪椋平(3年)がゴールネットを揺らし、5得点で勝利をつかんだ。

青森山田は2度目の日本一に輝いた18年度の全国選手権から3大会連続で決勝進出を果たしている。本年度も同様に勝ち上がれば、00年度から4大会連続で決勝進出した国見(長崎)の大会記録に並ぶ。今夏の全国高校総体優勝、主戦場のプレミアリーグEAST首位の勢いで、3大会ぶりの選手権制覇を成し遂げる。