来季のJ1昇格が決まったジュビロ磐田の元日本代表MF遠藤保仁(41)が来季も磐田でプレーする方向性であることが14日、分かった。今季は32試合に出場し、目標のJ1復帰に貢献。ガンバ大阪から期限付き移籍している契約期間を延長する形で残留するとみられる。

日本サッカー界のレジェンドが来季2シーズンぶりにJ1に帰ってくる。今季は5月の群馬戦で自身が持つ歴代最長の連続シーズン得点記録を24年に伸ばした。6月にはJ史上初のリーグ戦通算700試合出場を達成。プレーで健在ぶりを証明したベテランに対し、クラブもJ1を戦う上で必要不可欠な戦力と考えている。

昇格決定後の遠藤は「J2で1番攻撃的なチームでサッカーができてうれしかった」と笑顔だった。一方で、約20年間在籍したG大阪への愛着も強く、引退後を含めて将来的には古巣復帰を希望している。G大阪側も「最後はガンバで」という思いを伝えた上で本人の意思を尊重する方針。今後は契約の細部を詰めていくことになる。