来季のJ1昇格が決まっているJ2ジュビロ磐田の関係者が13日、磐田市役所を訪れ、シーズン終了の報告を行った。クラブのフロントからは小野勝社長(63)と鈴木政一監督(66)、鈴木秀人強化部長(47)が出席。選手を代表してMF山田大記(32)も訪れ、J2優勝のトロフィーとシャーレを披露した。

今季は目標にしていたJ2優勝でのJ1昇格を達成。小野社長は「地域一体となって選手の背中を押してくれたおかげで、いい成果を出すことができました」。今年6月にはクラブと磐田市がタッグを組み「ふるさと納税型クラウドファンディング」を実施。総額7300万円の支援金が集まり、クラブ運営費などに充てられた。コロナ禍で経営状況が悪化する中、行政もクラブをサポート。山田は「多く人の思いを感じることができ、大変うれしかったです」と感謝した。

磐田市の草地博昭市長(40)は「コロナで暗いニュースが多い中でジュビロが元気と笑顔を与えてくれました。ジュビロは磐田市の宝であり、誇りです」と、今季の健闘をたたえた。来季は3季ぶりのJ1となる。山田は「(昇格が)ゴールではない。クラブとしてもっと成長できるように頑張っていきたいです」と決意を新たにした。【神谷亮磨】