鹿島アントラーズは25日、鈴木満フットボールダイレクター(64)が今季限りで退任することを発表した。

後任にはフットボールグループプロチームマネジャーの吉岡宗重氏が就任する。鈴木氏は今後、クラブの強化アドバイザーに就任予定だ。鈴木氏はJリーグ発足の92年からコーチとしてクラブに携わり、96年から強化育成課長、00年から強化部長に就任。鹿島の20冠をスタッフとして支えてきた。

鈴木氏は「ここ5年間の国内タイトル無冠、創設30周年となる今シーズンも不本意な成績で終わり、強化のトップとして果たせなかった責任は大きいと痛感しています。アントラーズが今後も勝利を積み重ねていくためには、築き上げた哲学の継承と共に、チームの改革が必要な時期に来ていると思います。タイトル奪取に向けて一丸となって闘い続けていくクラブの応援とサポートを、これからもよろしくお願いします」とコメントを発表した。