全国高校サッカー選手権で県勢初の決勝進出を狙う帝京長岡は初戦となる神村学園との2回戦(31日)に向けて横浜市内で調整している。2年生のセンターバック桑原航太は「初戦の入りが大事。必ず『0』で抑える」と無失点勝利を誓う。

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的確な位置取りと読みの良さを生かしたカバリング能力が武器の桑原は3バックの中央でプレーし、激しいゲキでも味方を鼓舞する。2年連続4強入りとなった前回大会は左サイドバックで全4試合に先発出場しただけあり、ビルドアップ能力も高い。「うちはサイドも、中央突破もある。常に相手が嫌がるスペースを狙い、パスを送りたい」。

初戦の相手、神村学園には大会得点王候補のFW福田、MF大迫(ともに2年)ら前線にタレントがそろう。だが、古沢徹監督(36)は「(桑原には)2人を抑えれば『お前のこれからのサッカー人生が変わるぞ』と伝えている。絶対にやってくれますよ」と信頼を置く。

男子バスケットボール部がウインターカップで4度目の準決勝を勝ち上がり、この日、県勢初の決勝を戦った。頂点にはあと1歩と及ばず準優勝。大会で大活躍の留学生コネとクラスメートの桑原は「負けてられない。自分たちも4強の壁を破り、絶対に決勝まで進む」と強い気持ちを込めた。【小林忠】

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