高川学園(山口)が岡山学芸館との「中国ダービー」を2-1で制し、14大会ぶりの3回戦進出を決めた。江本孝監督(37)は「後半は選手たちがいつも通りの粘り強さ、1年間戦ってきた必死さがピッチに出ていたと思います」と目を細めた。

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勝負手の“奇策”がさく裂した。1-1の後半20分だ。高川学園はFKを獲得すると、敵陣ゴール前で3選手2組となり、手をつないで円陣をつくった。グルグルと選手同士が回転し、ボールが蹴り出される瞬間、一斉に散らばった。最後はFW中山桂吾(3年)が頭で押し込み、2試合連続ゴールとなる決勝弾を突き刺した。中山は「チームのみんなで頑張って取れた点だと思います」と話した。

前戦29日の星稜(石川)との初戦でも、同様の奇策で先制点をマークしており、SNS上では大きな話題に。海外プロサッカー関係者も反応するなど、反響を呼んでいる。

次戦は1月2日、全国8強を懸けて滝川二(兵庫)と仙台育英(宮城)の勝者と激突する。

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