初の国立に駒を進めた大津(熊本)、平岡和徳総監督の名前を懐かしく思ったら、かなり古くからの高校サッカーファンだ。熊本・宇城市から東京の帝京にサッカー留学。3年時には主将として国立で活躍し、チームを日本一に導いた。

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83年度決勝、帝京の相手は清水東(静岡)だった。長谷川健太、大榎克己、堀池巧の「清水三羽烏(がらす)」は全国区の人気で、ファンが殺到。入場できない1万人のために、隣接する明治公園で急きょ「パブリックビューイング」が行われた伝説的な試合だった。

劣勢だった帝京は、前田治のゴールで1-0で下馬評を覆す劇的勝利。ピンポイントのクロスで決勝点をアシストしたのが平岡だった。筑波大卒業後は地元で教員になり、93年に赴任した大津を九州を代表する強豪に育てあげた。決勝アシストから38年、国立をよく知る平岡が生まれ変わった「聖地」に戻ってくる。

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