国見高OBで東京V前監督・永井秀樹氏(50)が、恩師の小嶺忠敏さんを悼んだ。

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「先生からは常に『自信と過信は紙一重』と言われた」と当時を振り返り「僕らが2年生の時に初めて国見が高校選手権で優勝した。優勝したその日に東京のホテルで祝勝会が開かれた。初の頂点で、我々がパーティー会場ではしゃいでいたら、先生は部員を隣の部屋に集めた。お褒めの言葉をいただけると思ったら、雷が落ちた。『優勝できたのは、父兄、関係者、OBのおかげなんだぞ。せっかくそういう方々が祝勝会を開いてくれたのに、お前ら何はしゃいでるんだ。礼儀を尽くせ』と30分も怒られた。ずるいこと、汚いことを嫌う教育者で『いい人間になれ』と口癖のように言ってくれたことを覚えている」と話していた。

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