青森山田は高川学園(山口)を下して、4大会連続の決勝進出を決めた。

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高川学園の特長はセットプレー。キッカーのボールに合わせる選手たちが円陣をつくってグルグルと回転し、守備のマークを分散させる“トルメンタ”で得点を重ねて勝ち上がってきた。

青森山田の主将MF松木玖生(くりゅう、3年)は試合後「(相手の脅威は)悪く言えばセットプレーだけ。いかにセットプレーの機会を与えないか、ミーティングでも話した」と明かし、「独特なCK、FKは自分たちも警戒していた。そこは抑えることができてよかった」と胸を張った。

試合は開始3分で青森山田がFKから得点。6得点中3得点が、セットプレーから中央の選手が合わせる形でのゴールだった。

松木は「相手の分析はしたけど、それに偏らずに、自分たちらしいサッカーを。プレミアリーグでできていたものを選手権でできないはずがないので、そこは確立してできたと思う」と振り返った。

松木も後半12分に、今大会3点目を決めた。ゴール後は左腕に巻いていた喪章を外して天に掲げた。7日に亡くなった長崎・国見高元監督の小嶺忠敏さん(現長崎総合科学大付監督)へ、両手を合わせて祈りをささげた。

青森山田は昨年8月のインターハイ初戦で、長崎総合科学大付と対戦していた。松木は特別面識があるわけではないというが、レジェンドに敬意を表したといい「高校サッカーを築いてきた方でもあるので、そういう方に向けた得点だった」と振り返った。

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