新たに13人が加入した浦和レッズは、その融合に注目だ。開幕直前に選手4人、チームスタッフ5人の新型コロナ陽性が発覚したが、チーム力でカバーできるか。

12日の富士フイルム・スーパーカップでも先発したMF岩尾憲(33)、DF馬渡和彰(30)は、ともに徳島時代にリカルド・ロドリゲス監督(47)の下でプレーしていた。

指揮官は今季浦和で2年目。2人の存在はポゼッションを大切にする戦術をより浸透させ、ピッチでのまとまりを促しそうだ。

昨年はベテラン阿部勇樹氏(40=浦和ユースコーチ)が現役引退し、DF槙野智章(34=神戸)、MF宇賀神友弥(33=岐阜)ら浦和を支えたベテラン勢が多く抜けた。沖縄キャンプでは選手たちは、昨年に比べて「静かな印象」と話していたが、コロナ禍で限られた環境でもコミュニケーションを取り、チームワークを深めてきた。フレッシュな“新生浦和”で06年以来のリーグ優勝を目指す。