30回目のJリーグ・YBCルヴァン・カップは23日に開幕し、各チームとも新戦力が目に見える結果を残してアピールした。17人がゴールを決めたが、そのうち12人がルヴァン杯初ゴール。大会通算の得点者は計1366人となった。

A組では前回準優勝のC大阪がG大阪に3-2で競り勝った。C大阪は3人がルヴァン杯初ゴール。昨季J2所属で今季「個人昇格」を果たしたFW上門知樹(岡山)とMF中原輝(山形)がJ1リーグ戦に弾みをつけた。G大阪の得点者2人も、ともに同杯初ゴールだった。

C組は2試合ともにドロー。1-1に終わった京都-柏戦は、京都の特別指定選手、FW木村勇大(関西学院大在学中)が先制点を決め、柏の18歳ルーキーFW真家英嵩(柏U-18)が同点ゴールを決めた。鳥栖-札幌戦は1-2の後半27分、鳥栖の大卒ルーキーFW藤原悠汰(明大)がプロ初ゴールを決めて2-2で引き分けた。

B組では広島が徳島に3-0で完勝。昨季途中加入のDF住吉ジェラニレショーンら3人が同杯初ゴールを挙げた。前回王者の名古屋は清水と0-0で引き分けた。

D組は湘南が福岡に3-1で快勝。湘南のFW大橋祐紀がルヴァン杯通算出場10試合目で初ゴールを挙げるなど、リーグ開幕戦で出番のなかった選手の奮闘も目立った。

なお、東京-磐田、大分-鹿島は新型コロナウイルスの影響で開催されなかった。

<今季ルヴァン杯1次リーグ開幕節の得点者>★=ルヴァン杯初得点

田中駿汰(札幌)

金子拓郎(札幌)

真家英嵩(柏)★

杉岡大暉(湘南)

山田直輝(湘南)

大橋祐紀(湘南)★

木村勇大(京都)★

柳沢亘(G大阪)★

山本悠樹(G大阪)★

上門知樹(C大阪)★

為田大貴(C大阪)★

中原輝(C大阪)★

永井龍(広島)★

住吉ジェラニレショーン(広島)★

東俊希(広島)★

城後寿(福岡)

藤原悠汰(鳥栖)★

※オウンゴール1点

◆ルヴァン杯◆ 1次リーグはJ1の14チームとJ2の2チーム(前年J1の徳島と大分)の計16チームを4組に分け、各組2回戦のリーグ戦を行う。各組上位2チームの計8チームがプレーオフに進み、勝者の4チームが突破となる。ACL勢(川崎F、浦和、横浜、神戸)とともに8月3、10日の準々決勝に臨む。準決勝は9月21、25日、決勝は10月22日