鹿島アントラーズFW上田綺世(23)が24日、ホーム開幕戦となる26日の川崎フロンターレ戦に向けオンライン取材に応じ、開幕ダッシュを掲げた。

上田は19日のガンバ大阪との開幕戦で2得点を決め、チームも6年ぶりに開幕勝利。最高のスタートに「安心している半面、開幕が課題になっていたところを改善するチャンス。その波に乗っていければいい」と話した。

鹿島はリーグ戦では15年8月の勝利を最後に6シーズン(12試合)、川崎Fから勝利を奪えていない。今回はアドバンテージがある。川崎Fは23日に横浜F・マリノス戦を戦ったが、鹿島は23日に大分で予定されていたルヴァン杯が新型コロナウイルスの影響で中止になった。中2日の相手よりコンディション面では優位で、上田も「強度のところで上回れるチャンス。入りから通して運動量、強度、球際で負けないようにしていければ」と話す。

今季からFW鈴木優磨(25)が加入し、G大阪戦では2トップを組んだ。ポストプレーや時間をつくる鈴木の加入で、上田は特長の背後への抜け出しで得点を挙げた。「素直にやりやすい。試合中、何のストレスもなくプレーできた」と振り返る。

2トップの得点で開幕で白星をつかんでの川崎F戦。上田は「タイトルを取る上で絶対に倒さないといけない相手。ここ何シーズンか、開幕がうまくいっていない中、今年は違うというところを見せるにはいい相手。キャンプからここ1カ月半、やってきたことを前面に出して勝負できたら」と、宿敵を倒してのスタートダッシュを加速させる。