ガンバ大阪のMF山本悠樹(24)が1日、得点にかかわるプレーへのこだわりを示した。関学大から入団したプロ3年目は、2月23日のルヴァン杯A組の初戦セレッソ大阪戦で今季公式戦初ゴールを記録。同26日のJ1リーグ浦和レッズ戦でも、MF福田の決勝点をお膳立てしていた。

この日、2日のルヴァン杯第2節大分トリニータ戦(昭和電ド)へ向けたオンライン取材で、山本は「昨年よりゴール前に入るプレーや意識はより持てている。それが結果につながっている」と振り返った。

C大阪戦は相手ゴール前でクリアされた球を、山本は左足でダイレクトシュートをたたき込んだ。

「相手陣地に入った時は、クリエーティブなプレーで違いを出していかないといけない。そういう楽しさを感じてプレーしている」

ボランチの位置から攻撃参加することは「ここ数年できていなかった」。関学大から入団した一昨年はJ1リーグでは27試合2得点、昨年は28試合無得点だった。

就任1年目の片野坂知宏監督(50)からは大枠のサッカーや約束事は提示されながら、最終的には自己判断を任されている。「カタ(片野坂)さんのサッカーで、自分で(プレーを)選択できるようになった」という山本が、大分戦もピッチで躍動する。