ヴィッセル神戸で暫定指揮を執ることになったリュイス・プラナグマ・ラモス新監督(41)が24日、神戸市内で4連休明けのチームを初めて指導した。

オンライン取材に応じたスペイン人監督は「(J3今治監督時代から)日本に来て3年。Jリーグを知っている自負があり、これが初めての経験ではない。前を向いて勝ち続けるための働きをしたい」と決意を表明した。

神戸は前節でクラブワーストを更新するJ1開幕7戦未勝利(4分け3敗)となり、三浦淳寛前監督(47)が20日に契約解除となった。この日は三浦前監督も最後のあいさつに訪れたという。

神戸で新設された若手の育成担当(ヤングプレーヤーデベロップメント)コーチから内部昇格したリュイス新監督は、暫定指揮については「あまり意識していない」とした上で「攻撃ではよりチャンス、ゴール前に迫る回数を増やさないといけない。守備はよりコンパクトにしたい」と改善点を口にした。

強化責任者のスポーツダイレクターに就任した永井秀樹氏(51)も練習場を初めて訪問したという。昨季途中まで指揮したJ2東京ヴェルディ時代の同氏のパワハラで現在、公認S級コーチライセンスの1年間の資格停止処分を受けている。就任に対するさまざまな意見が出ており、クラブ側は永井氏らの取材対応を調整している。

新体制の初陣は4月2日のJ1リーグ、ホームでの京都サンガ戦。中旬からはタイで集中開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグが始まる。